四十四田ダム

しじゅうしだだむ

昭和から平成の間に、河川の氾濫や慢性的な水不足を解消するため昭和16年に北上川上流改修計画が策定されました。
その中の5大ダム建設計画の4番目昭和43年に完成したダムです。
北上川の本流に唯一建設されたダムは重力式コンクリートダムとアース式ダムの組み合わされた構造とされ、建設当時は上流の松尾鉱山から強酸性の水が流れ込んでいたため、耐酸性に優れたコンクリートやステンレスの水門など徹底した対策が施されました。
その昔、北上川の水が赤かったのを覚えてます、旧松尾鉱山から排出される鉱毒水の中和処理が不完全だったためで流域に深刻な問題を引き起こしていました、1982年に中和処理施設が稼動しそれ以降は澄んだ水になり、農業用水としても使用できるくらいにまでなりました。
四十四田ダムは、水力発電も行っています。



ダムの上から下流方向を見ます。
盛岡市が迫っており、程なくして盛岡市内へ北上川は入っていきます。

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