空と陸と海と 九州初上陸

さて、恒例の旅はとてもショートコネンクションな乗物三昧の旅となりました

行程を簡単に

家 → 仙台空港 → 福岡空港 → 博多港 → 博多駅 → 新大阪駅 → 泉大津駅 → 泉大津FT → 新門司FT → 小倉駅 → 博多駅 → 福岡空港 → セントレア → 名鉄名古屋 → 名古屋港FT → 仙台港FT → 仙台空港経由で帰宅。

乗った乗物

自家用車
飛行機:CRJ700 B737-800
フェリー 阪九フェリー「つくし」 太平洋フェリー「いしかり」
鉄道 N700 883系 他

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1/1 自宅を出発 雪が多少降る中の出発、この日は名取まで行って宿泊します。
翌朝の飛行機が早いため空港近くで宿泊することにしました。

途中、仙台港によります。




だいぶ灯が戻っていますが、機能は戻ってないような感じです。
ただ、ガスの施設(左手)は結構機能が回復していると感じました。

 朝、食事を済ませ出発、相当冷え込んでいてフロントウインドウが凍りついています、只今暖機運転&解氷作業中(^^; 氷点下何度だったんだろ

仙台空港はすぐ近く
震災後長らく通行ができなかった県道10号線の空港トンネルを使用しました。
空港ターミナルはすっかり綺麗になりましたが、アクセス道路から見える風景はそのまま時間の止まってしまっている場所もあります。

保安検査場入口、早々に通過しようと思ったら、アメックスカードの勧誘につかまり申し込む(^^;
借金多いからきっと審査通らないよきっとと言いながら(笑)

定刻通り出発

殆ど揺れない、快適なフライトでございます!
ANA便ですと、コーヒーは有料ですがIBEX便は無料ですのでコーシーを頂きます。
機材はボンバルディアのCRJ700 70人乗りの小型のジェット機であります。
思った以上に室内騒音も気にならず、買い込んだ雑誌を読みふけります。

仙台空港からは2時間ほどで到着
スポットはボーディングブリッジはなし

手荷物を受けとり地下鉄を利用して博多駅まで行きます。

福岡市営地下鉄空港線
JR九州の列車が相互乗り入れを行っており、ちょうど来たのがJR九州の103系でした。

博多駅!でか!
コインロッカーに嵩張る荷物を預けて撮影モードの身軽な装備でタクシーに乗り込み博多埠頭のフェリーターミナル付近を目指します。

正月のせいか静かなもんです(^^;
入港船があればそれなりに賑わうでしょう。タクシーが結構客待ちしています。
博多埠頭第2フェリーターミナル
太古が係船中でした。
なかなかデザインのかっこいいフェリーです。金網越しですが(^^;

お、なんか来た!

これはこれは、ジェットフォイルではないですか(^^)
未来高速のコビーⅢかと思われます、日本と韓国を結ぶ国際航路で、JR九州のビートルと未来高速のコビーが共同運航をしています。

さて、足早に博多フェリーふ頭を歩きましたが、これからフェリーに乗るために泉大津まで行かなくてはなりません、大阪府泉大津市は大阪市から南へちょっと行ったところにあります。
電車で行く場合は南海電車の泉大津駅で降りることになりますが、博多から新大阪まで山陽新幹線、新大阪から難波まで地下鉄御堂筋線、難波から南海電車へ乗り継ぎます。

素直に、新門司→泉大津でフェリー乗ればよいのですが、なんと混んでて予約が取れなかったんですわ(^^;

博多よりN700系で!

 N700は初めて乗りました、しかもグリーン車
トンネル内の暴れ具合が少し気になりました、明かり区間のそうこうはスムーズで速いなーという印象、しかしトンネルはいると途端に激しい揺れが襲います。
ちょっと怖かったな(^^;

新大阪→難波
難波駅到着、少し外出てみようかと思いましたが…
このエスカレーターを登ったすぐの切符売り場がエライ混雑ぶり…

こりゃまずい

なんせすべてがタイトコネクションの旅なのであまり余裕がありません。

列にな並ぶこと15分くらい…

うぉ!? 券売機が「しばらくおまちください」

ジーザスクライスと みんな一斉に他の列に並びなおしました、どうしましょ、このまま待っていればすぐに再開されると思うけどな…。取りあえず待つ方に掛ける…


すぐ再開!  よかった

切符を購入し、すぐ発車の急行に飛び乗りました。
 関空行の普通列車

泉大津駅に到着しました。
んー? なんか雰囲気がおかしい
工事中なんですかね? 駅にあったと思われるテナントのほとんどが閉店状態で移転しましたの張り紙。
 高架化の工事中のようですね。

お~、駅出てすぐに連絡バスがやってきた。グットタイミングでした!

 大阪コンビナートバス
増便もあったようでほぼ満席状態になったところで予定よりも早い時間に出発。

泉大津フェリーターミナルへ到着しました!
待っていたのは、阪九フェリー「つくし」
 「つくし」は2003年に就航した比較的新しいフェリー
三菱重工下関 13,353トン、全長195.0m、幅26.4m、出力27,400馬力、航海速力23.5ノット

 泉大津のターミナルビル
SHKグループであり、どことなく新日本海フェリーのターミナルのアイデンティティーを感じます。
他の神戸や新門司のターミナルは独特のデザインのようですが。

 船体横には大きく「Hankyu Ferry」の文字
そして、阪九フェリーのファンネル

今回利用したのは 2等指定Aというグレード
個室で1人部屋、窓はありませんしインサイドで廊下と廊下に挟まれているので結構周囲の音は拾いますが、鍵の掛けられる個室は非常にありがたい存在です!
 洗面台もついてます!
テレビも液晶です!

 広いプロムナードデッキ

 出港前の空気感、何とも言えないわくわく感がありますねぇ(^^)
陽も傾いております
 遊歩甲板 とても広く照明設備も多くあり、夏はずっといてもよさそうな空間
さすがに、この時期は寒い(^^;

トップデッキには展望浴室がありました、早速入浴!
 写真撮って気が付きましたが、意外と人が写りこんでないので、いないように見えるんですが、実はかなり混み合っています。反対の便は僚船の「やまと」ですが。そっちはもっと混んでるんだろうなぁ(^^;

エンジン音が徐々に大きくなりました、気が付くと船は動き出していました。
いやぁー、さすがは工業地帯、工場の灯がとても綺麗に見えます!!

 「ゴロンゴロンゴロン」という感じの独特の振動を奏でながら陽の落ちた瀬戸内海へ進みだします。
明石大橋や瀬戸大橋をくぐる際はアナウンスがあります。
この時期は風も強く寒い寒い(^^;

なので明石大橋は見たものの、あとは寝ました~

航海は、これが瀬戸内の航路なんですねぇ、全く揺れを感じず、船の振動のみで心地よい眠りにつかせていただきました。

さて、翌朝。

相当早い時間に寝たにもかかわらず、朝は起きるのがつらい~

早朝の新門司港フェリーターミナル

ファンエルが見えるのでなにかフェリーがいるのかと思ったら、ターミナルの構造物でした。
下の写真、奥に見えるターミナルの建物も独特であります。

フェンネルを模した建物。
主に階段とエレベータがあります。

小倉駅までの送迎バスが待っております。
西鉄バスが2台連なって小倉駅目指して出発。
夜はまだ明けません。

30分以上かかったかな?

ちなみに、ごく当たり前の話だと思うのですが、左折時横断歩道があるなしにかかわらず、必ず一時停止をします、巻きこんだりピラーの死角などで交差点を曲がる際は注意をしなくてはなりません、改めて安全意識を感じさせてくれました。
意外と徐行はするものの一時停止するところってないんですよ(^^;

門司駅などを通り、小倉駅へ到着、ここからはJRの特急で博多まで移動しますが、少々時間があるので時間を潰します。

おあ?モノレールですね。
銀河鉄道999仕様のモノレール、北九州モノレールと言いまして、小倉駅から企救駅までを結んでいるらしいです。
小倉駅、改札付近
なかなかスケールが大きいですな~

特急ソニック6号に乗車し博多方面へ移動開始

耳のようなヘッドレスト、なかなか可愛いですな。

この内装は、リニューアル車輛のもの、以前の内装はとにかく派手派手だったそうで随分と落ち着いておしゃれになったとのこと。

そんな内装とは裏腹に、外観はいかつさ満点、さらに振り子台車を存分に活用させた爆走ぶりはまさに韋駄天であります!

その走りっぷりに惚れたよ883系(^^)

博多駅に舞い戻るやいないや、地下鉄乗り継いで福岡空港へ移動、朝の混雑も考慮するとホント時間がない(爆)

保安検査場を通過しすぐに搭乗開始、ピッタンココネクション(^^;
機材はB737-800
殆ど揺れもなく、快適にセントレアへ直行~


セントレア到着、ここから夕方近くまで時間を撮っているので飛行機の写真を撮ったりご飯を食べたり、お風呂に入ったり過ごします。

タイ航空A330

ベトナム航空 A320

ガルーダインドネシア航空 A330

ルフトハンザドイツ航空 A340

フィンエア A330

セントレアには「風の湯」という施設があります。写真右手
リラクゼーションの施設もあります(左)

ここで、まずお風呂に入り体を温めます、結構展望デッキは風が強くて体温を奪われてしまいます。
浴室からも飛行機の動きは見ることができます、サウナもあってしばらくおりました。

すると、横にはリラクゼーションのお店。

様子を見てみると30分後くらいには予約OKとのこと、50分のリフレクソロジーを予約して食事に出ました。

何処も混んでて並んでます(^^;

お?お粥専門店?
少々興味あったので入店、岩のりとザーサイのお粥を注文。

「うまい!」岩のりの磯の香りとザーサイの歯ごたえと味が見事に相乗効果を醸し出しています。
ザーサイも茶色くはなくて青い若い物でした、味のアクセント用に2種類のタレが用意してあり、それをかけると風味も変わって変化を楽しめます。

お粥!侮ることなかれ。

予約の時間になったのでリフレクソロジーを受けます。

なんと気持ちのよろしいこと(^^)

一瞬記憶が飛ぶ~、寝るといつの間にか終わっちゃってもったいないのですが、やっぱ寝ちゃうんですねぇ。

新たな、中部国際空港の楽しみを見つけました。

まぁ、その間にエティハド航空が降りてきちゃってましたが。

離陸は夕刻以降のようで、時間がないので拝んでセントレアを後にします。

わたくしお気にい入りの名鉄ミュースカイ2000系に乗車

さわやかな内装です。

しかし、これもまた爆走特急列車であります。
常滑線の古い民家が密集した辺りも120km/hをどこまでもキープし、車体傾斜装置によってカーブも減速なしでガンガン飛ばします。


名古屋駅からは太平洋フェリーに乗船するために連絡バスを使いますが、バスターミナルが建物4Fにあり、なおかつ離れていたのでとにかく走る走る。

間に合った!と思ったら、「乗車券回収しまーす!」

え~!?どこで売ってた?(爆)
乗車券売場素通りで来ちゃったみたい、慌てて戻ってもわからなかったので、係員が乗車券もって来ると言うのでそこでお支払することにしました。

乗車後、バスはすぐ出発。

到着したのは名古屋港フェリーターミナル
ここから仙台まで太平洋フェリーで移動です。

今回乗船するのは昨年3月に就航したばかりの「いしかり」
船内のレビューは別の記事にてしますが、側は「きそ」とそっくりですが、中は驚くほど違うつくりとなっており少々驚きました。

また、ここ数年来の新造船は、鉄板を薄くして軽量化を図るなどしているために振動対策が難しくなってきています、よって新しい船なのに大きな振動のあるフェリーもありますが、この「いしかり」は振動を極力抑えた造りとなっていました。(別の記事で紹介します)

出港間際、メインのエンジンが始動しスタンバイOK
このあたりが一番わくわくしますねぇ(^^)

出港のだいぶ前から乗船を開始しており、お風呂やレストランで食事ができるようになっています。

少々外は寒いので中に入り食事を。
バイキング方式は従来と変わらずですが、レイアウトがよりわかりやすい感じになっています。
入り口で清算し真っ直ぐ進むとお料理が左手にドリンクが右手にある感じです。

食事を済ませ、部屋に戻ります。

今回利用したのはS寝台、1段ベットでテレビなどが備え付けられています。
外界とはブラインドで仕切るもので、阪九フェリーの2等指定Aと似たようなグレードですが、鍵をかける扉のある阪九フェリーに軍配があがります。

気が付いたらぐっすり眠っておりました(^^;

AISという船舶動静がわかるシステムがあります、この動静をホームページ上で見ることができます。その画面上には、自船の「いしかり」の前を「きそ」が航行しています。

おや?なぜ「きそ」が? 恐らくお正月のクルーズから戻っているところであると思われます。
なので、「きそ」が仙台港に到着した後は苫小牧行になるとすれば、相馬沖での対航イベントはない事になります。

残念~

「いしかり」は北上し、福島沖を航行、福島第1原子力発電所が良くわかります。

徐々に陸地が見えてきます、仙台港入港が迫っているところでアナウンスがありました、僚船の「きそ」とすれ違いますとのこと。

おお!名古屋行だったんだ(^^;

ということで、小走りで自室に戻りレンズを付け替えデッキへ。


丁度、傾き始めた陽をバックに汽笛交換をします。

毎回思いますが、ホント近くですれ違いますねぇ、汽笛交換はやはりドラマチックでございます!

さて、見慣れた仙台港ですが、やはり雰囲気が全く異なっていました。

重機が入り再稼働へ向け工事中の仙台火力発電所
ここに火が入るのはいつでしょうか、早く煙突から立ち上る煙が見たいです!

フェリーふ頭対岸の工場群も見たことないくらい盛んにクレーンや重機が動いています。

あっという間に仙台港フェリーターミナルへ到着です。

なんか、船の旅ってゆっくり時間が過ぎるイメージだったのですがなんか早っ!

フェリーターミナル周辺はすっかり綺麗になっています!!

ここは天井まで津波が押し寄せています。


東北に戻って思った事、西日本の活気を見てしまうとどうもさびしい(^^;
交通インフラにしても、ここから仙台空港まで車を取に行く場合、公共交通機関を利用すると90分近くもかかってしまいます。
車なら、仙台東部道路で15分で行けてしまう距離です。

取りあえず、バスを待ちます、30分以上待ち時間があります。
連絡バスではなく定期路線バスのためとにかく時間がかかります、仙台駅までバスで行くつもりでしたが道路状況や時間を考えると40分以上かかると思われ、中野栄駅にて仙石線に乗り換えました。

仙台駅から、仙台空港アクセス線に乗り換え

やっと車を置いている駐車場へ

いやぁ~、ここに来てどっと疲れたかも。

ただ、この灯がとてもうれしく感じたことは言うまでもありません。
しかし、駐車場はいまだに街灯が復旧していません、このような発電機で灯を作り出しています。
こういった箇所は海沿いのエリアではかなり多数見かけます。

一見灯が戻ったようではありますが、未だに仮設が多いです。
吐く息が白く、かなり冷え込んでいます

高速道路に乗り、ノンストップで自宅まで帰りました。

今回の旅は、初めて九州という地に足を運びました、そして街の規模の大きさや関西圏、中京圏の活発な経済活動も目の当たりにしました。
将来、南海・東南海地震が必ず来ると言われています、多かれ少なかれ必ず海沿いのプラントなどは被害を受けると思います。
あれだけの生産活動は東北では肩代わりすることは出来ないでしょう、文字通り日本の大動脈と言われている地域の灯が消えれば、日本が沈み込んでしまうのは確実です。
どんなに大きな津波が来ても軽傷であるよう対策や日常からの避難訓練など様々な想定が必要であると感じました。

実家に帰って来て…

あー、なんと人口密度の低い事(笑)

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